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吹奏楽部、伝統芸術部の受賞記念公演

2024.09.14 高等学校 中学校 中学・高等学校 校長ブログ

文芸祭2日目の9月14日、午前の部の最後に本校吹奏楽部、伝統芸術部の受賞記念公演を行いました。
民団の団長をはじめ、保護者、卒業生、一般の皆様、たくさんの方々がお集まりいただき、本当にありがとうございました。

 この夏、本校の生徒たちはクラブ活動など、いろいろな素晴らしい挑戦をしました。
その中でも特に、本校伝統芸術部、吹奏楽部の成果には目を見張るものがありました。
 まずは吹奏楽部。8月25日、奈良県橿原文化会館で開かれた小編成の部では最高峰の舞台となる第74回関西吹奏楽コンクールで最上位の金賞を受賞しました。これは高校生の大会ですが、本校は高校生10人を中心に、このメンバーでその賞を勝ち取りました。しかも講評の中で高い技術力を褒めていただきました。幼稚園から高校までを有する本校ならではの生徒たちの連携、パフォーマンスには驚くばかりです。応援に来てくれたある卒業生が「こんな短期間に成長する建国の子はモンスターだ」と言っていた言葉がとても印象的でした。卒業した先輩、応援してくださった保護者の皆様、コーチ、顧問の先生方、本当にありがとうございました。そして吹奏楽部の皆さん、おめでとう!

 続きまして、伝統芸術部です。
8月4日、岐阜県土岐市の文化プラザで、第48回全国高校総合文化祭が開かれました。これは、全国から都道府県を代表する高校生が集結し、美術、演劇、音楽などの芸術文化を披露する文化部のインターハイとも呼ばれるものです。
 大阪代表となった本校は、郷土芸能部門で、何と最優秀賞である文部科学大臣賞を受賞したのです。挑戦を始めて20年目にしての初受賞です。
 実は伝統芸術部は今から2007年世界キョルギ大会で世界一の大統領賞を受賞しています。しかし、日本の伝統芸能部門で韓国の伝統芸術が1位を取る事は本当に難しいことでした。他校は50人と言う部員で和太鼓を打ち鳴らし、また伝統楽器、神楽で挑戦する中、本校は高校生11人での挑戦でした。しかもそのうち3人は高校1年生から初めて経験したと言う部員も含まれています。在日、韓国、日本、いろんなルーツを持つ子どもたちがこのチームを作り、力を合わせて得た賞であると言うことを考えると、ますます意義深いものとなります。
 この受賞は、生徒達の努力のたまものであるということはもちろん、これまで伝統芸術部を支えてきた先輩方の上にあると言うこと、指導コーチ、顧問の先生方、保護者の皆様の支えのおかげと言うことを忘れずにいたいと思います。
最後に、優秀校2校にだけ与えられる、新国立劇場と言う最高の舞台に立つ権利を得、8月24日、東京公演を行ってきたことをご報告申し上げます。
 

吹奏楽部部長から受賞の経緯、曲紹介から始まります。
厚みのある表現に感動!
1年の豊作の行方を占う大綱の引き合いから始まる郷土芸能
男子部員が表現する「東来鶴舞」は力強く優雅で、時に息をのむような自然の静寂を感じさせる。