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お祈りと新年の開始と

2025.01.09 高等学校 中学校 中学・高等学校 校長ブログ

　昨年に引き続き、新年の初めに災害のお悔やみを申し上げなければならないことは誠に無念なことです。しかし何より、去る12月29日、韓国全羅南道の務安国際空港旅客機事故により犠牲になられた方々の御冥福を心から、心からお祈りするとともに、御遺族に対し謹んでお悔やみ申し上げます。また、負傷された方々の一日も早い快復をお祈りいたします。

改めまして　「새해 복 많이 맏으세요.（セへ　ポク　マーニ　パドゥセヨ）」

”新年に福をたくさんお受けください”という意味の韓国の賀詞です。

日本の「謹賀新年」は「謹んで新年をお祝いいたします」という意味。ともに美しい言葉ですね。

　今年2025年の干支は、乙巳（きのとみ）です。60年周期の干支の中で42番目に位置し、「復活と再生」を意味する巳年の中でも「努力を重ね、物事を安定させていく」という意味合いを持つ年とされているそうな。新しいことが始まる年になると言われています。

　ところで、60年周期２回前と言えば120年前の1905年乙巳の年、実は韓国と日本の間で大きな出来事がありました。乙巳条約（第二次韓日協約）です。これは日本が韓国を事実上併合する条約ですが、そこから120年、いろいろな波を乗り越えて、私たちは手を取り、韓国と日本、友好の今日を迎えています。

　隣国同士この友好関係を大切に次の世代へとつなげ、「努力を重ね、物事を安定させていく」年に、生徒たちの成長を願い、新しい挑戦や変化に対して前向きでありたいと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。